ピート・タウンゼント Pete Townshend
ピート・タウンゼント(Pete Townshend)は、ザ・フー(The Who)(1964年結成)のギタリスト。
彼の魅力は、その暴力的とまで言える激しいライブパフォーマンスと、繊細な楽曲・歌詞との見事なギャップにあるといえるでしょう。
腕をグルグル回しながらギターを弾き、興奮が最高潮に達するとギターをブチ壊し、最後にはアンプが火を噴く・・・・。
そんなピート・タウンゼントと一緒になってドラムセットを破壊するドラマーのキース・ムーン。
そんなセンセーショナルなライブ・バンドがザ・フーでした。
しかし、そんな彼らのスタジオ作品の数々をじっくりと聴き込んでみると、そんな粗野なイメージが想像出来ないほどの繊細な楽曲を聴く事ができます。
The Whoは、当時の最先端技術であるシーケンサーやシンセサイザーの導入、クラッシック理論を取り入れたドラマチックな曲構成等、音楽的にもかなり高密度な作品を作り上げました。
1969年発表のアルバム「TOMMY」は、ロック・オペラと呼ばれるジャンルを確立した作品であり、1973年発表の「四重人格・Quadrophenia」は、ストーリー性のある一大コンセプト・アルバムであり、一ギタリストという枠を超えたピート・タウンゼントという音楽作家、ミュージック・クリエーターとしての姿が表れています。
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ピート・タウンゼントのギター・スタイルの特徴は、リード・リズムギターとも言えるもの。
短音の速弾きなどは殆ど無く(全く無いわけでは無く、カッコイイソロもある!)、印象的なコードの刻みや独特のリフ等、職人技!!!と唸るようなプレイが随所に見られます。
そしてライブでは、とにかく「音がデカイ」というのが最大の特徴(ギネス・ブックにも記載されている!)でしょう。
しかし、長年に渡り自分の爆音ギターサウンドにさらされ続けていたピートの耳は、とうとう限度を超えてしまったようで、今現在は重度の難聴に悩まされているのだそうです。
ピート・タウンゼントが使用していたギターも年代により変化しており、リッケンバッカーやギブソン・レスポール、フェンダー・ストラトキャスターと幅広く使用しています。
アンプもVOX、ハイワット、マーシャルと年代によって使い分けています。
The Whoは我々日本人にしてみれば、「まだ見ぬ大物」とか「最後の大物」と言われ続けました。
それというのも、数多くの大物バンドが来日する中、ザ・フーが来日する機会が訪れなかったため。
しかし、なんと2004年になって初来日、1983年の正式解散から20年後の初来日でした。
若いころから「デカイ鼻」がコンプレックスだったピート・タウンゼント。
代表曲「マイ・ジェネレーション」では「年を取る前に死んでしまいたい」とロジャー・ダルトリー(Vo.)が歌っていましたが、皮肉にもザ・フーは、キース・ムーン(Dr)とジョン・エントウィッスル(Ba)という二人の仲間を、若い死をもって失ってしまいました。
ザ・フーは1990年にロックの殿堂入りを果たし、オリジナルメンバーは2人になってしまいましたが、2008年にも再来日しています。
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